いよいよやってきたウィンタースポーツの季節。
どこのスキー場に行こうか、ゲレンデ選びって迷いますよね。
雪の状態や、アクセスももちろん大事だけど、せっかくの休日だから、スキー・スノーボード以外にも旅行気分でいろんなことを楽しみたい!
そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介する“スキージャム勝山”。
ゲレンデのポテンシャルの高さはもちろん、施設が充実していることから、快適なスキー・スノボ旅行を可能にするスペックを持った“スキージャム勝山”を徹底解説していきます。
西日本最大級のビッグゲレンデ!
“スキージャム勝山”は福井県勝山市に位置し、知る人ぞ知る、西日本でも最大級のスケールを誇るスノーリゾート。
3つのエリアに分かれたゲレンデは、エリア毎に特色を持ち、1日滑っても飽きさせないコースレイアウトとなっています。
まずはスキー場の要、ゲレンデの特徴からご紹介していきましょう。
関西スキー場の中でもトップクラスの豊富な積雪量!
福井県勝山市は、特別豪雪地帯に指定されているように、西日本では特に豊富な積雪量を記録する地域です。
そんな勝山市にある“スキージャム勝山”は、冷たく乾いた北西の風によってもたらされる、北陸特有の恵まれた雪質と豊富な積雪量が自慢。
平均でも3m、多いときでは5mを超える積雪があり、関西から日帰りで行けるスキー場の中では、抜群に雪のコンディションがいいスキー場の内のひとつです。
雪質重視派のスキーヤー・スノーボーダーにもぜひ1度、訪れてみてほしいスキー場です。
最長滑走距離5,800m、全14コースのコースレイアウト!
“スキージャム勝山”の最長滑走距離は、なんと西日本最長の5,800m!
それだけでも滑り応えがあることは、想像に容易いでしょう。
スキー・スノーボードにはじめてトライするビギナーにぴったりの緩斜面から、エキスパートも思わず唸る急斜面まで、バラエティ豊かな全14コースが揃っています。
ゲレンデ全体は「バラエティーサイト」、「ファンタジーサイト」、「イリュージョンサイト」の3つのエリアから構成されているので、まずは、各サイトの特徴からご紹介します。
ベースから中腹部にかけて広がるエリア。リゾートセンターから直結で、“スキージャム勝山”の各サイトへアクセスする玄関口となっています。
初級者向けのコースが多く、特に「林道コース」は緩やかな斜面が3kmにわたって続くため、初級者でも存分にロングライドが楽しめます。
西のスケールを誇るキッズパークも、この「バラエティーサイト」に位置します。
山の中腹部にワイドに展開するファンライドゾーン。“スキージャム勝山”でも一番人気なこのエリア。特にスノーボーダーからの人気が高く、リフト1本で1km超えのロングライドが可能。整地、圧雪された広々バーンでカービングを楽しむもよし、「ファンタジーAコース」に沿って点在する地形を遊びながら、サーフライドを満喫するもよし。
滑り手のクリエイティビティによって、無限の楽しみが広がる唯一無二のゲレンデ。
「スノーパークジャム」もこの「ファンタジーサイト」に設置されています。
中腹部から山頂にかけて展開する中級・上級者向けエリア。
非圧雪コースや、ツリーランコース、モーグルバーンなどがあり、玄人たちをも虜にするコースレイアウト。特にモーグルバーンは、スキーヤーからの支持が厚く、「イリュージョンサイト」の名物コースとなっています。
また、最も標高が高いため“スキージャム勝山”随一のパウダースノーを狙うならこの「イリュージョンサイト」がおすすめです。
上級者が唸る、おすすめのコースは?
“スキージャム勝山”の基本的なコースレイアウトを抑えたところで、ここからは上級者におすすめのコースをご紹介します。
2本のツリーランコース
ゲレンデ上部のイリュージョンサイトには2本のツリーランコースがあります。
特にツリーランBコースは、あのBURTONのレジェンドライダー、デイブ・ダウニング氏監修のもと、ツリーランの醍醐味を感じられるコースレイアウト。
降りたての新雪の感触を味わいながら、木々の間をすり抜けていく疾走感、途中で足を止めれば、林間ならではの静寂と自然を心いっぱいに感じられる、そんなツリーランの魅力を思う存分味わえるツリーランコースとなっています。
通常の整地されたコースと違い、木は伐採されず残されたまま、地形の起伏も自然形状のままであるため、ツリーランコースに入るには、上級以上の滑走スキルが必須となります。
確実にボードコントロールができる技術と、地形を正しく予測できる経験値が必要です。
自身のスキルを冷静に判断し、無理のないコース選びを心がけましょう。
パウダースノーが楽しめるコース
ひと晩で50㎝以上の積雪を記録することもある「イリュージョンサイト」。そんな「イリュージョンサイト」には、4ヶ所もの非圧雪エリアがあります。
「イリュージョントリプルリフト」のすぐ脇にある、最大斜度が37度と、名前の通り、超エクストリームなチャレンジコース。
降雪時は、ローカルが朝イチに、ここのパウダースノーを狙いに行くほどの隠れ人気コースとなっています。
「イリュージョンクワッドリフト」を降りて右手の尾根をハイクアップして滑り降りる、「法恩寺山山頂エリア」。晴れた日には頂上から雄大な白山連邦を望むこともでき、パウダーランと絶景の2つを同時に楽しむことができます。
降雪時限定で非圧雪となるコース。4つの非圧雪コースの中でも一番ワイドかつロングにパウダーランを楽しむことができ、中級者にもおすすめのコースです。
イリュージョンBコース
こちらのコースは、平均斜度が19度と少しキツめ。そこに20~30㎝オーバーの降雪があったときの浮遊感は、病みつきになるスキーヤー・スノーボーダーが続出。パウダーフリークも思わず唸る、納得の1本が滑れること間違いなし!
「イリュージョンサイト」は標高が1,000mを超えてくることから、気温が0度を下回る確率が高く、滑り降りているときに頭の上まで粉雪が舞う、西日本ではレアなドライパウダースノーを体験できるゾーンとなっています。
降雪が期待できる日は、“スキージャム勝山”で西日本随一のパウダースノーを満喫してみては?
初級者からチャレンジできるスノーパーク
「ファンタジーサイト」には、初級者~中級・上級者まで楽しめる「スノーパークジャム」があります。
パークデビューを考えている方にも、トライしやすいキッカーやBOX、中級・上級者も満足できる2、3連キッカーやレールなど、各レベルに合わせ、流して遊べるパーク設計。
数々のゲレンデを見てきた筆者的、「スノーパークジャム」のおすすめポイントは、リフトからの距離。
「ファンタジークワッドリフト」沿いに造成されている「スノーパークジャム」ですが、リフトの真下でも真横でもなく、リフトのラインから100m程度離れている高台に設置されています。
そのためリフトに乗車しているギャラリーの注目は浴びつつも、ある程度距離があるため、トリックに失敗してしまってもそこまで恥ずかしくない。つまり練習しやすい環境にあるスノーパークなのです。
見られてなんぼ!な方には物足りないかもしれないですが、筆者のように、練習はしたいけど、すぐそばで失敗を見られるのは恥ずかしい…などといった同志達に、ぜひおすすめしたいコソ錬パークです。
初級者、ファミリーに優しいコースもいっぱい!
ドリーミィーコース
「バラエティークワッドリフト」を降りて、「ファンタジーサイト」へ向かうアクセスコースでもある「ドリーミィーコース」。
とっても緩やかな斜面で、まさにスキー・スノーボードデビューの練習に最適なバーン。
「ドリーミィーコース」へ行くときに乗車する、「バラエティークワッドリフト」は、下山リフトとしても利用できるため、全くの初心者でもリゾートセンターへの帰り道は心配いりません。
また、「ドリーミィーコース」沿いには、「ファンタジーペアリフト」があるため、同じバーンで繰り返し効率よく練習をすることができ、ライバルより早く上達したい人にも、お子様のスキー・スノーボードデビューを考えているファミリーにもおすすめのコースです。
林道コース
「バラエティーサイト」にある「林道コース」は、なんと全長3km!
「林道コース」という名前の通り、コースの横には木々が生い茂り、通常のコースとは違った静かな雰囲気の中で、ロングクルージングを楽しむことができます。
また、斜度も緩やかなため、初級者の方でも滑り降りやすいコースとなっています。
西日本最大級のキッズパーク!
お子様のゲレンデデビューを考えているファミリーにおすすめしたいのが、“スキージャム勝山”の「ビキッズパーク」。
スキー・スノボの練習ゾーンと雪遊びエリアを合わせた総面積は、西日本最大級!
パークの中央には「ムービングベルト」が設置されており、リフトに乗らずともスキー・スノーボードの練習ができ、斜面もとっても緩やか。
ウィンタースポーツに初挑戦するお子様も、リフトに乗る前にもう少し練習したいビギナーキッズにも、ぴったりのゲレンデとなっています。
また、パーク内はスキー、スノーボード、ソリとそれぞれのスペースが区切られているので、衝突のリスクも最小限。
安心・安全にお子様のスキー・スノーボードデビューに使えるキッズゲレンデとなっています。
また、キッズパーク内には恐竜をモチーフにしたアイテムが随所に散りばめられており、お子様を飽きさせることなく、雪遊びや、スキー・スノーボードの練習へ導ける工夫も。
西日本最大級のキッズパークというだけあって、練習スペースはもちろん、雪遊びエリアも広く確保されているため、大人も含め、ファミリーで思い切り雪遊びが楽しめます。
さらに、パーク内ではいろんな種類のソリの貸し出しを無料で行っているので、コスパも抜群!
楽しさ、広さ、安全性が揃った「ビキッズパーク」で、ご家族のゲレンデデビューの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
入場料 1,000円(3歳未満無料)
圧倒的に便利で快適!充実の施設ラインナップ
“スキージャム勝山”のもうひとつの魅力は、関西エリアのスキー場の中でもトップクラスの施設の充実度。
スキー場の中心部、リゾートセンター周辺には、ホテル、温泉、ギアショップ、お土産屋さん、バラエティ豊かな飲食店が揃い、スキー・スノーボード以外でも滞在を楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
しかも、ほぼすべての施設でキャッシュレス決済が可能!
スキー場というロケーションで、現金を出し入れするストレスから解放されるのも、うれしいポイント。
そんな便利で多彩な“スキージャム勝山”自慢の施設について、詳しくご紹介していきます。
関西スキー場随一の露天風呂が楽しめる温泉!
スキー・スノボを滑ったあとの温泉を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?
そんな温泉好きの方からも評判の“スキージャム勝山”が誇る、法恩寺温泉「ささゆり」。
ゲレンデから、徒歩30秒という絶好の立地にありながら、露天風呂からは、起伏に富んだ山の稜線を一望できる絶景が自慢。
夕日が沈む時間帯には、山々の間をゆっくりと落ちていく美しい夕日を眺めることもでき、温泉と絶景のコラボレーションはまさに至福のひととき。
さらに、露天風呂はもちろん、サウナ、ジャグジー、寝湯などの豊富なスパ設備も人気の秘訣。
さらっとしていてなめらかなお湯は、スキー・スノボで冷えた身体を芯から温め、やさしく癒してくれます。
・日帰り利用者 大人(13歳以上)850円 / 小人(4~12歳)550円 ※2022年9月現在
・宿泊者 チェックアウトまで無料
ゲレンデ直結の大人気リゾートホテル!
ホテルハーヴェストスキージャム勝山の魅力
ゲレンデ徒歩0秒のオフィシャルホテル「ホテルハーヴェストスキージャム勝山」は、トリップアドバイザーでは勝山市内のホテルで第1位の評価を獲得。
広々として清潔感のあるお部屋は、タイプも豊富。定番の洋室から、お子様連れに人気の恐竜ルームや和室、大人数で1部屋に泊まりたいときのメゾネットなど、シーンに合わせてチョイスできるのもうれしいポイント。
法恩寺温泉「ささゆり」の利用ができるのはもちろん、室内温水プールやカラオケルームまで完備するなど、他のスキー場隣接ホテルには類を見ない、まさにハイスペックリゾートホテル。
オフィシャルホテルならではの割引特典などもあり、行き届いたサービスで快適な滞在をサポートしてくれます。
ご当地グルメを堪能!ディナーバイキング(感染症対策も◎)
「ホテルハーヴェストスキージャム勝山」に泊まるなら、ぜひ思う存分満喫してほしい「ディナーバイキング」
北陸ならではの、新鮮な日本海の海の幸が楽しめるのはもちろん、なんと、カニまで食べ放題!
さらに、ホテルシェフが腕を振るう和洋中の料理の数々で、お腹も心も満たされること間違いなし。
感染症対策もしっかりされているので、安心してディナータイムを楽しめます。(詳細は下記をご覧ください。)
関西スキー場でここだけ!「BURTON SKIJAM KATSUYAMA」
おそらくスノーボーダーで知らない人はいないキーブランド「BURTON」。
“スキージャム勝山”にはそんな「BURTON」のパートナーストアが存在し、スキー場ですぐに使えるアイテムからタウンユースもできるアイテムまで、豊富なグッズが取り揃えられています。急な忘れ物トラブルで役立つのはもちろん、帰る前のショッピングタイムにも、つい寄りたくなってしまうようなオシャレさをまとった「BURTON SKIJAM KATSUYAMA」。
“スキージャム勝山”を訪れたなら、ぜひ立ち寄ってみては?
関西からのアクセス抜群!
車でのアクセス
ここでは大阪から“スキージャム勝山”まで車で行くルートをご紹介します。大阪から車で行く場合は主に2つのルートがあります。
ルートA
名神高速道路経由の最もオーソドックスなアクセス方法です。
福島 阪神高速11号池田線・ルート11 → 名神高速道路 → 北陸自動車道 → 中部縦貫自動車道 → 勝山ICで中部縦貫自動車道を出る → 勝山Cから12km(約20分)
所要時間:約3時間15分
料金:6,450円(普通車)
距離:約258km
途中のおすすめの休憩スポット:
1. 大津SA上り(大阪駅から約59km 約48分)
2. 多賀SA上り(大阪駅から約113km 約1時間23分)
3. 南条SA 下り(大阪駅から約200km 約2時間27分)
※料金は行き方によって変わります。詳細は交通情報サイト等でご確認ください。
できるだけ高速道路を使い、目的地まで早く行きたい方におすすめのルートです。一度高速道路に乗ると、目的地近くの勝山ICまで高速道路で“スキージャム勝山”を目指します。
ルートB
京都で高速道路を降り、無料の琵琶湖西縦貫道を通るルートです。
福島 阪神高速11号池田線・ルート11 → 京都東ICで名神高速道路を出る → 琵琶湖西縦貫道路(湖西道路) → 敦賀バイパス → 敦賀ICから北陸自動車道 → 中部縦貫自動車道 → 勝山ICで中部縦貫自動車道を出る → 勝山ICから12km(約20分)
所要時間:約3時間25分
料金:4,280円(普通車)(福島~京都東:2,570円、敦賀IC~勝山IC:1,710円)
距離:約228km
途中のおすすめの休憩スポット:
1.道の駅 妹子の郷(大阪駅から約77km 約1時間10分)
2.道の駅 マキノ追坂峠(大阪駅から約125km 約2時間)
※料金は行き方によって変わります。詳細は交通情報サイト等でご確認ください。
景観を優先したい方や、高速道路料金を節約したい方、ドライブを楽しみたい方におすすめのルートです。琵琶湖を右手に眺めながら北上し、スキージャム勝山を目指します。
ユーザーが選ぶ!テーマ別「スキー場ランキング」をご紹介!
国内最大級のスキー場情報サイト「SURF&SNOW」の人気コンテンツ、ユーザーレビューランキングより、“スキージャム勝山”が支持されている項目をピックアップしてご紹介します。
※2022年9月時点
施設が充実のスキー場・全国第5位(関西No.1)!
1位 ルスツリゾート[北海道]
2位 苗場スキー場[新潟県]
3位 川場スキー場[群馬県]
4位 野沢温泉スキー場[長野県]
5位 スキージャム勝山[福井県]
6位 安比高原[岩手県]
7位 ニセコ グラン・ヒラフ[北海道]
8位 星野リゾート トマムスキー場[北海道]
9位 志賀高原 焼額山[長野県]
10位 タングラム[長野県]
施設編にクローズアップしてもユーザー評価、西日本No.1!
東日本の有名スキー場を抑えて全国でも堂々の第5位。
施設がキレイなスキー場・全国第5位(関西No.1)
1位 グランデコ[福島県]
2位 ルスツリゾート[北海道]
3位 川場スキー場[群馬県]
4位 スキージャム勝山[福井県]
5位 白馬コルチナスキー場[長野県]
6位 開田高原マイアスキー場[長野県]
7位 さかえ倶楽部スキー場[長野県]
8位 GALA湯沢スキー場[新潟県]
9位 NASPAスキーガーデン[新潟県]
10位 タングラム[長野県]
なんと、施設の充実度だけでなく、キレイさでも西日本No.1!
すなわち、施設のクオリティがダントツ西日本No.1のスキー場ということ!
ご紹介してきたように、ゲレンデも施設もエンターテイメント性が高く、コンテンツも豊富にあるため、ファミリーでも、カップルでも、友人同士でも、各々のスタイルに合った、思い思いの時間を過ごすことができる“スキージャム勝山”。
ゲレンデの広大さ、積雪量や雪の質、施設の充実度、どれをとっても他の関西スキー場にはない独自性を持ち、ここでの体験はまさに非日常空間。
スキー場でありながらリゾートとしての要素を兼ね備えた、筆者イチオシのおすすめスキー場です。